扁平足

足の土踏まず（内側縦アーチ）を伸び縮みさせる筋力が弱まり、伸びっぱなしになり、土踏まずが低下している状態。伸び縮みができないため、足の最も大きなクッションが効かなくり、血液循環も悪くなるため、むくみや足が疲れやすくなってしまいます。

健康な土踏まず（内側縦アーチ）は図の様に弓なりにすぼまっています。このすぼみが、板バネのように伸びたり、縮んだりすることでクッションの役割を果たします。

合わない靴や、正しい靴の履き方が出来ていないと、筋力が弱まり土踏まず（内側縦アーチ）が低下し、常に伸びた状態で、クッション機能が失われます。

また、土踏まずの低下だけでなく、足の踵骨 ( カカトの骨 ) が内側に倒れる事で扁平足になる、外反扁平という状態もあります。

扁平足が酷いと内側への倒れこみも強くなり、親指付け根への負荷が強くなるため、外反母趾を引き起こす可能性もあります。

アーチは筋肉や靭帯の力によって維持していますが、その筋肉や靭帯が弱るとアーチが崩れてしまいます。

アーチの崩れは老化や遺伝だけが原因ではなく、多くは足に合わない靴や、正しい靴の履き方が出来ていない事で、引き起こされています。

あしゆびをしっかりと使う事で、筋肉や靭帯を維持する事が出来るのですが、合わない靴や正しい履き方が出来ていないと、あしゆびが上手く使えなくなってしまいます。あしゆびをしっかりと使うため「足に合った靴」を「正しく履く」事がとても大事です。